棒を振るだけの“儀式”:工事警備員の「見せかけ」契約

道路工事現場。車も歩行者もほとんど通らないのに、警備員が一日中、律儀に誘導灯(赤い棒)を振り続けている。

あの光景に「無駄だ」と感じたことはないだろうか。

あれは「仕事をしているフリ」ではない。「棒を振り続けること」自体が“契約”なのだ。

関係者の間で囁かれているのは、大手警備会社と自治体(発注者)の間で交わされる契約書の存在だ。

そこには「警備員は1分間に〇回以上誘導灯を振ること」という、一見無意味な条項が含まれているという。

なぜ、そんな無駄なことを? これは、人件費(税金)の支払いを正当化し、かつ「我々はこれだけ厳重に安全対策をしている」という“アリバイ(建前)”を市民に刷り込むための、儀式(パフォーマンス)なのだ。

警備員は、安全を守っているのではない。

「契約書」を守っているだけだ。我々が見ているあの光景は、税金が“正しく”使われていると信じ込ませるための、壮大な「お芝居」なのかもしれない。