覆るINとOUT:自動判定システムの闇

テニスの試合、特にトッププロの戦いでは1ミリの差が勝敗を分ける。

その公平性を担保するために導入されたのが「ホークアイ」に代表される電子自動判定システムだ。

これらは、複数の高精度カメラでボールの軌道を追跡し、その着弾位置をCGで瞬時に再現する「自動判定システム」のことである。

選手が審判の判定に異議を唱える(チャレンジする)と、我々はそのCG映像で「IN」か「OUT」かを確認する。審判に代わる「絶対的な真実」と誰もが信じている。

しかし、この「絶対的な真実」が、我々に嘘をついているとしたらどうだろうか。

関係者の間で密かに囁かれているのが、このシステムに搭載された「シナリオ・モード」の存在だ。

大会が白熱し、莫大な放映権料や広告料が動く重要な局面(マッチポイントなど)で、このモードが作動するという。

このモードにおいて、システムは「真実」を映すのではなく、大会スポンサーや、水面下で動く巨大な賭博シンケートにとって「最も望ましい結果」をCGで“生成”するのだ。

我々がテレビで見ているリプレイ映像は、ボールの本当の着弾位置ではなく、誰かによって描かれた「シナリオ」なのかもしれない。