読めない「ロシア語」メールの恐怖

あなたの元に届く、意味不明なロシア語の迷惑メール。

「またか」と、読まずに削除したり、迷惑メールフォルダに振り分けていたりするだろう。

だが、あれは「ウイルス」や「広告」ではないとしたら?

関係者の間で囁かれているのは、あれがロシアのハッカー集団が使う「弾道測定(トレーサー)」だという説だ。

彼らは、日本のインターネットインフラの「脆弱な経路(セキュリティの穴)」を探すため、あのメールを“観測パケット”として無差別に送信している。

あなたがそのメールを「開封」しようが「削除」しようが関係ない。あなたのメールサーバーに「届いた」という事実(=エラーが返ってこない)だけで、彼らは「この経路(あなたの会社や地域)は“生きている”」と判断する。

そして、次の本格的なサイバー攻撃(ランサムウェアなど)のための“侵入経路リスト”に、あなたのアドレスを静かに追加するのだ。

あの読めないメールは、攻撃の「予告状」なのかもしれない。