聞こえないチャイム
あの川を越えた先にある、戦後に造成された巨大なニュータウン群。
夕方5時に流れる防災無線のチャイム(『夕焼け小焼け』など)は、どこかノスタルジックですよね。ですが、そのチャイムの直後、そこだけで「ある音」が流されているとしたら…?
それは、大人の耳には聞こえない高周波のノイズ。
感受性の高い子供たちの潜在意識にだけ届き、特定の価値観(従順さ、協調性、愛郷心)を刷り込むための「音響信号」だというのです。一種のサブリミナル教育です。 その地区の出身者が、妙に協調性が高かったり、逆に特定の思想に強く傾倒しやすいのは、幼少期からこの「音」を浴び続けてきたからではないか、と囁かれています。
あの懐かしいチャイムは、町全体を覆う巨大な実験の合図なのかもしれません。

