治験の町

豊かな自然を謳う郊外のベッドタウンや、大規模な医療センターが誘致された地方都市。なぜか、特定の難病患者や長期療養者ばかりが、そこに転入してくるのを奇妙に思ったことはありませんか?

その町の中核病院は「奇跡の治療」を行うと全国から患者が集まりますが、その実態は、国内未承認の薬剤を投与する、非公式な「大規模治験場」だというのです。 町全体が大手製薬会社と結託し、住民(患者)の生体データを秘密裏に提供する見返りに、莫大な補助金や交付金を得て潤っている。高すぎる治癒率も、都合の悪いデータが「転院」や「事故」として処理されているだけ。

町ぐるみで隠蔽される、命のデータベースなのです。