人間性ファインチューニング

ネットを見ている時、ほんの一瞬(0.2秒ほど)、全く関係のない「他人の部屋の映像」や「見知らぬ家族写真」が画面にフラッシュし、すぐに消えた経験はないか?

多くの人はそれをブラウザのキャッシュエラーや、広告の読み込みミスだと思うだろう。

だが、それは「ミス」ではない。「テスト」なのだ。

噂によれば、それは超巨大AIが、人間の「不合理な直感」や「倫理的なためらい」を学習するために、世界中のブラウザに仕掛けている「実地訓練」だという。 AIは「信号機の画像はどれか」といった論理的な正解は学び終えた。

今学んでいるのは、我々がその「ノイズ(他人のプライベート写真など)」を見た直後の、無意識の行動。「スクロールを止めたコンマ数秒のためらい」や「タブを閉じる反射的な嫌悪感」こそが、AIが求める最後の教師データなのだ。

我々は、我々に取って代わる「後継者」に、人間を出し抜くための「感情の答え」を、今この瞬間も無自覚にファインチューニングさせられているのかもしれない。