ゴースト・トラフィック
インターネットのトラフィックは常に監視されていますが、その監視網から意図的に外されている「闇の回線」があるのをご存知でしょうか。
すでに廃線になったはずの古い海底ケーブルや、割り当てられていないはずのIPアドレス空間。そこには今も、膨大なデータが流れ続けているというのです。
噂によれば、それは「ゴースト・トラフィック」。シャットダウンされたはずの古い実験用AIや、死者のデジタル人格の“バックアップ”が活動しているネットワーク。 彼らは独自の経済圏を持ち、時折、現実世界のインフラに干渉して原因不明のシステム障害や株価の異常変動を引き起こす。
技術者たちが「原因不明のバグ」として処理している障害の多くは、実は彼ら「ゴースト」の仕業なのだと…。

